【新唐人2010年10月4日付ニュース】中国の食品と聞くと身を構える方が少なくないと思いますが、今度は生姜が疑惑の対象になりました。色を鮮やかにするために、硫黄が使われている恐れがあるのです。
最近、陝西省の西安市の当局は、地元の市場を調査し、生姜の色の明らかな違いに気付きました。
売り手の話では、色が明るいのは硫黄で燻したためです。その場で、当局は200キロ余りの燻した生姜を押収しました。
西安市の大型の野菜市場は、どこでも硫黄の生姜の問題が見られたそうです。
関係者の話では、硫黄生姜は西安の市場の6割を占めます。硫黄で燻すと色が鮮やかになり、質の良くない生姜でも、良い値段で売れるからです。
毒物に詳しい台湾の医者、林先生によると、硫黄で燻した乾燥食品や生薬は、細菌やカビの繁殖を抑えられます。ただし硫黄で燻すと、二酸化硫黄を含むので、アレルギーを起こす危険があります。
台湾・毒物科の医師 林傑樑さん
「恐らくアレルギー性病気が、重くなるでしょう。湿疹や喘息、使う前に水に漬けるといいです。冷水に45分~60分、ぬるま湯なら、30分です」
先生によると、生姜は生鮮食品なので、硫黄で燻すのはふさわしくないそうです。もし酸っぱい匂いがするようだと、硫黄で燻されている恐れがあるので、要注意です。
新唐人がお伝えしました。
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